ホーム最終戦となるトヨタ紡織九州は、順調な立ち上がりを見せる。ディフェンスでしっかりと相手の攻撃を抑え、パスカットやキーパースローから着実に得点を重ねた。オフェンスにおいても、各ポジションの選手が入り混じりながらジークスターの守備陣を翻弄し、4得点をあげたNo.19三重らが多彩な攻めを展開した。一方のジークスターは、要所でパスミスが起こったり、シュートがポストに阻まれたりと、反撃のきっかけがつかめない苦しい時間帯が続く。前半終了間際に、No.13中村が4得点目を決めるも、点差は8点と開いたまま、試合を折り返した。
追いかけるジークスターは後半、少しずつ紡織の攻撃を捉え始め、カウンターを仕掛ける場面も増え始める。獅子奮迅の活躍で8点を決めたNo.13中村や、ミドルシュートでゴールを揺らしたNo.33信太らのプレーで、点差は一時5点まで縮まった。しかし、リードする紡織は後半も集中力を切らさず、最後まで粘り強いディフェンスを続けた。また、No.19三重に加えて、No.14梅本やNo.8荒川などサイドの選手が躍動し、ジークスターの追随を許さない。後半は拮抗した見応えのある展開となったが、前半にリードを築いた紡織がそのまま逃げ切り、ホーム最終戦を勝利で飾った。(日本ハンドボールリーグ公式サイト戦評)
GAME
日本ハンドボールリーグ 第19戦
神埼市中央公園体育館
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トヨタ紡織九州
レッドトルネードSAGA - 29
- ジークスター東京
- 22
- WIN
-
- 16-8
- 13-14